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2024-03

いろんなことが自分の知らない間に終わってしまって、

腹いせにいろんなことを自分で始めている。

あいかわらず自分の足元には不安しかなくて、

でもその不安が燃料となってこの体を前に歩かせている。

(テレビは本当に見なくなってしまった。)

手の届く範囲の幸せよ、と思って目一杯広げた手の、

ほんの数センチ先のボタンが止められない。

人のことを知りすぎたり、

知ろうとしすぎたりすると嫌われる(らしい)。

家族と学問は決してそんなことないから、

好きなのかもしれない。

手持ちのiPhone 12 miniの限界が近い。

朝はたっぷり100%だったはずなのに、昼には10%を切っている。

30歳を超えてからこういう事象をすぐに人間みたいだな、とか考えてしまう。

とりあえず、スマホケースを変えた。

仕事をやめた母親が、

実家に堂々と鎮座している俺の本棚の掃除を始めようとしている。

大した本はないけれど、

どこかのタイミングで帰省して

こっちが率先して進めないと取り返しのつかないことになりそう。

あのCDとか、あの漫画とか。

ところで、

最近はカートヴォネガットの「タイタンの妖女

を高校生ぶりに読み返している。

・ボアズというキャラがとにかく愛おしかったということ

・主人公の親父が聖書の文字を頼りに株でミリオネアになったところ

以外何も覚えてなかったので新鮮な気持ちで読めている。

雨やくもりでも、写真を楽しめる機材を探している。

RICOH GRⅢの新作が発表されたがすぐに売り切れた。

今まで興味のなかったsigma fpも、

最近の”メインドインジャパン信者”の自分としては、

ちょっと気になる機材。

それにしても普段引きこもりの自分が、

休みに外出するために20万の出費を

真面目に検討しているのがおかしくて笑える。

そうそう、父親と、久しぶりに会った。

隅田川だかをカヤックで川下りするイベントに

参加する予定だったのが、

悪天候で中止になったから、会おうぜ、と。

昼から浅草で鰻重を二人して食べた。

いろんな話をしたが、結局最後は、

最近読んだ本とか映画の話とかして、

それが久しぶりに「家族」って感じがして良かった。

お会計は俺だった。

2024-02

3月もすでに中旬に差し掛かっていますが、今日は2月を振り返ります。

といっても、2月は本当に(僕個人に限定して言えば)穏やかな月でした。

読みたい本を読み、奥さんと映画を見て、たまに銭湯に行き、あとはよく食べて(健康診断では無事に最高体重を記録)、そしてよく寝た月でした。

ちょっと残念だった、というかミスしたなーって話だと、ずいぶん前から自宅のデスクに放置していたポジフィルムを現像に出したんです。

数日経って受け取りに行くと気まずそうな店員さん。

なんと、フィルムが未露出(使用前)だったので無駄になってしまいました。

もったいない。

特に何も抗わずに諦めて捨ててしまったけど、あのロールには使い道があったのでしょうか。

写真のことは相変わらず全然わかってないですね。

池田彩乃さんの「観光記」を読みました。(きっとあなたも読むべき!)

言葉は最寄駅みたいなものだな、と思います。

ピンポイントな目的地からはいつも徒歩数分ずれていて、ずっともどかしい。

でも遠方に住むあなたに、わざわざ歩いてきてもらうわけにもいかないから、できるだけ言葉を尽くす。

言葉の焦ったさは一度意識し始めると、寝る前のベロの位置と同じようにいつまでも眠れない。

でも、言葉に救われることも確かにあるでしょう。

忘れた言葉でできたからだ。文字の電車の中、揺れる車両は定刻通りに駅に着く。

ZZZ...

あらためて。京都、本当に良い街。

道がまっすぐで、標識が多くて、建物が低い(空が広い)。

立派な日本家屋の前に鉢が3つ4つ並べられて、そこに赤い花が咲いている。

その前を尻尾の短い猫がそそくさと歩いていく。

どこかから珈琲の匂いがして、お寺から定時の鐘が鳴る。

示し合わせたようにお腹も鳴る。

嗚呼、寒い、静かな雪が降る。

予測不可能な毎日の中で、少しでも予測可能なことを増やす。13年。