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先日のMステが最高だったという話。

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先日のMステが最高だったという話。

 

スピッツがCMソングとしてヒットしている新曲「みなと」(なんと41枚目のシングル!)をMステ久方ぶりの出演で歌うも、マサムネ氏が緊張したのか歌い出しを間違えるというかわいいハプニング。

 

そして超豪華なセットと、超深々としたお辞儀、何よりもメンバーの見た目とは裏腹な楽曲のクオリティにお茶の間が凍りついた(?)BABYMETAL。そしてそのあまりの動きの激しさに当て振り疑惑が出るほどだったBOH神。

 

他にも豪華ベテラン陣の新曲が披露されたわけだが、やはり最近ANN0の影響で俄然乃木坂46新内舞衣にゾッコン(死語)な僕としては妹グループである「欅坂46」に一番注目した。

 

欅坂46は、昨年夏ごろに結成されてから、地道なプロモーション活動とテレ東深夜の30分バラエティ枠のみのメディア露出で着実に知名度を上げ、今回デビュー曲でMステに登場した。

何と言っても、注目を集めているのはこの曲のセンターを務める平手友梨菜ちゃんだ。なんと彼女は若干14歳!各種メディアもここぞとばかりに彼女を中心とした記事を上げている。

とまあ、こんな具合。

デビュー曲の「サイレントマジョリティー」はこのCDの売れない時代で女性アーティストのデビュー曲初週売上枚数過去最高をたたき出した。

 

(ブログ投稿時点で、Youtube再生回数は800万回に近い)

 

楽曲は、AKBGなので当然作詞は秋元康

作曲はバグベアという人。このバグベア氏については僕自身知らなかったのだが、アイマスの楽曲を手がけているなど業界では知名度が高いようだ。

何より、僕が一番この楽曲で賞賛したいのは振り付けだ。センター平手ちゃんを中心とした左右対称構成。一番サビでメンバーの作る列の真ん中を一人鋭い目つきで行進するシーンは印象的だ。

ラスサビ前の一人で拳を突き上げるシーンは、たしかにこの曲の歌詞をとって「尾崎豊だ」と仰せられるアイドルファン年長組の気持ちもわからなくはない。

 

一方で僕が心配するのは、この平手ちゃん中心の環境が彼女自身を殺さないかどうかだ。

デビュー曲でこれほどまでに成功してしまった以上、二枚目以降のプレッシャーは計り知れない。そもそも二枚目も自分がセンターかどうかわからない。結成からデビューまでの間は年少組として雑誌に数回載ることができた。あるいは、その波に乗れたからこそのセンターだったのかもしれない。だとすると、次々と年長組が各種少年誌でグラビアを飾る今、二枚目も彼女がセンターである保証はどこにもない。たとえセンターであったとて、これほどまでに大々的に扱われるか、扱われたとして売れるか、それによってファンはどう対応するか。

すべてが未知数である。

メディアの希望がアイドルをダメにしてしまう例は枚挙にいとまがない。

 

生駒里奈というアイドルの凄さはそこにあると言える。彼女はもともと秋田の田舎の深夜アニメオタク娘に過ぎなかった。それが何か光るものを見入られたのか運営陣の目に留まり乃木坂46に選ばれデビュー曲から連続5枚センターに選ばれた。5枚目の「君の名は希望」が出る頃には、それこそ年長組である白石麻衣を中心に外のモデル業も増え、古くからのファンの中では「なぜ生駒ちゃんがずっとセンターなのか?」という声は止まらなかった。疑問はやがて怒りに変わりアンチも増えていった。

しかし、彼女の素晴らしいところは、そのことでふさぎ込まなかったことだ。

「私は運と運命でここに立っている。だからこそ、頑張らなくちゃいけない。」

 

アイドルに求められているものとはなんなのか?

 

とかく僕は欅坂の2枚目のシングルに期待せずにはいられない。

 

まとまりがないので、最後にサイレントマジョリティーの振り付けをしたダンサーTAKAHIRO氏のコメントで今日のブログを閉めたいと思う。

TAKAHIRO(上野隆博氏)
今回、ダンスの振付は、二つの情景を取り入れました。システマチックに作られた社会を象徴するシーン。そして若者の力強さと勢いを表したシーンです。作中では、若者の革命者の象徴として平手さんに特に意思の強い表現をして頂きました。最初は、厳しさに呆然とした子、泣き出す子もいました。それでも賽は投げられたのだと、皆が必死に頑張りました。ある日、散々詰め込んで練習したので、私がリハーサルを終わりにしようと言うと、「もう一回やりたいです」とメンバーが申し出た時には、もう限界はとっくに超えている筈だから凄いなと驚きました。それが終わると、「もう一回お願いします」と皆から声があがりました。その時、この子たちは未来を切り開いて行く!と確信しました。彼女たちの気持ちが真っ直ぐ進んで行けるように、私も全力で向かい合いたいと思います。

 

最近読んだ本、一言レビュー。

 

ここ半年くらい卒研だ卒論だで全く読書をしていなかったので、ここ一か月積読されていた本たちを一気に消化してみました。

今日は感想やアウトプットもかねて、その紹介です。

 

 

「あの人は なぜ、東大卒に勝てるのかー論理思考のシンプルな本質」

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質

あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか―――論理思考のシンプルな本質

 

僕たちは書くことで初めて考えることができる。

イデアを無駄にしないフレームワーク思考のコツは2つ

「"モレ"を恐れて"ダブり"を恐れない」

「わかりやすい言葉で」

4PとかMECEとか巷のマーケティング用語を一から説明してくれるので、バカにも読めた。

タイトルのセンス以外はいいと思う、この本。

 

 「本音で生きる-一秒も後悔しない強い生き方」

 自叙伝「ゼロ」よりは面白かった。

いろいろなテーマや体験談に触れながらも、結局は

「人の価値観の中で生きて何になるの?やりたいことやろうよ。時間は有限だよ」

というだけの内容。

逆に言うと、それだけホリエモンから見て周りの人間がそうじゃないんだろうなぁ、とも取れる。

思ってた以上に熱い本。

本自体はだいぶ薄い。

 

「投資家が「お金」よりも大切にしていること」

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

 

お金は概念、僕たちは信用を売り買いしている。

といった内容。お金を愛し、会社を愛せない現代の日本人を批判する内容。

背伸びした小・中学生に読んでもらいたい。

間違っても大学生が読むもんじゃない。

ただこれが、著者が受け持つ大学の講義を通して学生に言いたいと思ったことをまとめた内容なのがなんとも皮肉。

明治大学商学部(だったかな?)、頑張れ。

 

 「世界の経営学者はいま何を考えているのか」

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

 

 タイトル通り。

いろいろな著名な経営学者たちが何を考え何をしたのか、がまとまっている。

成功企業のケーススタディの紹介で終わる本ばかりが本屋に並んでいるのに辟易していたので、読めてよかった。こういう学術的アプローチを記したもののほうが読みやすい性格。

ただ、数式を一切使わないことで読者のハードルを下げたつもりなのだろうが、かえって文字だけではわかりづらい部分も多々ある。

まあそこは自分で勉強しろ、ってことですね。はい。

 

こんなもんですかね。

はい。