Continue(s)

Twitter:@dn0t_ GitHub:@ogrew

VDMXからProcessing経由で静止画をツイートする

こちらは以下のチュートリアルの日本語訳となります。

vdmx.vidvox.net


まずは本家が配布しているリンクから.vdmx5ファイルと.pdeファイルをダウンロードします。

このチュートリアルではProcessingを経由してVDMXから受信した静止画をTwitterに投稿する方法をまとめています。使い道はライブイベント他、ビデオインスタレーションや単純なTwitter BOTなどが挙げられます。

Set Up The Twitter Account Access Tokens

Twitterへのサードパーティからのツイートはセキュリティ上の問題から、投稿前にそれに関連づけられたConsumer API keysとAccess tokenが必要になります。

※注意※ これらは以前はとても簡単な手順が取得することができましたが去年からDevelopers Accountの申請が必要になったため、やや面倒臭いです。この手順については本Tutorialの話題外となるので各自で調べてください。(本家のtutorialサイトでは古いときのTwitter Appの画像が貼られているのでご注意ください。)

この辺りを読むとよいかもです。 qiita.com qiita.com www.pytry3g.com

さて最終的には以下の4つの項目が必要となります。

“Consumer Key”
“Consumer Secret”
“Access Token”
“Access Token Secret”

f:id:taiga006:20190502014019p:plain ^ こんな感じで確認できるはずです。

Set Up The Processing Sketch

ダウンロードしたpdeファイルを確認します。 importしているライブラリが入ってない場合はライブラリマネージャから各々取得しましょう。(具体的にはSyphon, oscP5, Simple Tweetなどが挙げられます。)

コードないのSetup関数内にある以下の部分に先ほど確認したキーとトークンを直接書きましょう。

  simpletweet.setOAuthConsumerKey("XXXXX");
  simpletweet.setOAuthConsumerSecret("YYYYYYYYY");
  simpletweet.setOAuthAccessToken("ZZZZZZZZZ");
 simpletweet.setOAuthAccessTokenSecret("WWWWWWW");

^ こんな感じです。

これ以外は特に配布されているコードをいじる必要はありません。

OSCのポートであったり、投稿する際の文言(tweetstring)もここで調整できます。 ただしTwitterに投稿できる画像サイズには限度があるのでVDMX側のcanvasサイズ、Processing側のSetup関数内のsizeも調整しておくとよいでしょう。(ぼくは一度それで投稿に失敗しました。)

さて、これで準備は完了です。ツイートする方法は2つあります。

1. Processing実行時にoutput windowをクリックする。
2. "/tweet" 向けにOSCメッセージを送信、これがfloat型だった場合は最後に使ったテキストが、あるいはstring型だった場合はその文言がテキストとして、ツイートされる。

※2の方法については次の章で詳しく書きます。

このProcessingを通じての画像ツイートはVDMXに限らず他のOSC,Syphon出力が可能なアプリケーションを通じても投稿できます。(TouchDesingerとかね。)

以下のチュートリアルではこのProcessing Sketchについてより詳細に学ぶことができます。 vdmx.vidvox.net

Set Up The VDMX Project

vimeo.com

^ ここまでの手順を動画で説明しています。

Syphon Output Pluginを追加して投稿したいレイヤーをリストから選択します。

OSC送信の設定をします。 PreferencesからOutput Portsの下の[OSC]を選択し、新しい行を追加してIPアドレスに"127.0.0.1"、ポートを"12000"に設定します。

VDMXでインターフェイスを作成するにはbutton, text field controlなどのControl Surfaceのブラグインを追加します。UIインスペクタを使用してProcessingにOSCで送信するアドレスパスを"/tweet"に設定、テキストの青ドレスパスは"/tweetstring"に設定します。

ここまでできたら、Processing Sketchを実行してテキストフィールドに好きなテキストを入れてボタンを押せば画像とともにツイート投稿することができます。

うまくいかない場合はProcessing側のコンソール部分からエラー文言を確認しましょう。

この投稿プロセスを自動化するためにLFO Pluginを使ってタイマーを設定、定期実行するといったこともできます。


ということで半分くらいProcessingの話題となるわけですが、なんとかこれだけの仕組みでVDMXの映像をスクショしてツイートすることが可能です。

テストで投稿してみました。