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PNMフォーマットに関する調査。

PNMはPortable Any Mapの略で、以下の3つの画像フォーマットに対する総称のようです。

- PPM (Portable Pixmap Format) : RGBフルカラー
- PGM (Portable Graymap Format) : グレイスケール
- PBM (Portable Bitmap Format) : ビットマップ(白黒2値)

最初の2バイトがそれらを判別するマジックナンバーになっており、その下に縦横のピクセル数、そしてPPMであればRGBの最大値を書きます。 #でコメントも書けるみたいですが、必須ではありません。

ためしにPPMを生成するC++のコードを書いてみます。

#include <iostream>

int main()
{
    int nx = 100;
    int ny = 100;
    int max = 255;

    std::cout << "P3\n" << nx << " " << ny << "\n" << max << "\n";

    for (int x = 1; x <= nx; x++)
    {
        for (int y = 1; y <= ny; y++)
        {
            int r = max * int(x) / int(nx);
            int g = max * int(y) / int(ny);
            int b = 50;

            std::cout << r << "  " << g << "  " << b << "\n";
        }
    }
}

これをコンパイルして実行するとppmファイルを作れるはず…。

P3
100 100
255
0  2  2
0  2  5
...
...
...
0  255  252
0  255  255

これをPhotoshopで開くと、以下のような画像ができます。Red / Greenでやったのでよく見るUVマップのグラデーションみたいになりました。 f:id:taiga006:20200421201358p:plain

と、まあただそれだけなんですが、なぜか出力された画像をそのまま開こうとするとヘッダーが壊れている的なメッセージが出て開けません。 f:id:taiga006:20200421202215p:plain

じゃあ、どうやって上の画像を出したかといえば、適当にネットから拾ってきたPPM画像の中身を差し替えただけです。一体何が違うのか。 改行やwhitespaceなどはだいぶ寛容なフォーマットのようだし…。

とまあ、謎が少し残ってしまいましたが、結果は出たので一応、満足です。

参考

http://tech.ckme.co.jp/pnm.shtml
https://www.mm2d.net/main/prog/c/image_io-01.html
http://paulbourke.net/dataformats/ppm
http://www.not-enough.org/abe/manual/command/netpbm/ppm.html