TouchDesignerに標準で用意されている投影法には"Perspective / Orthographic"があります。
透視投影(Perspective View)は人間の目のように、遠くにあるものを小さく、近くにあるものを大きく見せます。
平行投影(Orthographic View)は視点までの距離に関係なく物体を見せるため遠近感が失われます。
今回紹介するのはPerspective Viewの"Reverse" 、つまり遠くにあるものを大きく、近くにあるものを小さく見せる投影法です。
消失点が画面の向こう側にある(Perspective)か、こちら側にある(Reverse Perspective)か、という見方もできます。
今回はUnity の無料アセットReverse Perspective Cameraを参考に実装しました。
"Reverse"を理解する前にまず通常のPerspective Projection Matrixを理解した方が良いでしょう。
一応、Perspective View / Orthographic View のScriptも載せておきます。
以下のサイトを読むのがおすすめです。
やることは上のScriptでできたテーブルをCamera COMPのProj Matrix DATにアサインするだけです。
一応、今回作成した4つのサンプルを含むtoeファイルを共有します。
参考になれば幸いです。
以上です。
"Reverse Perspective"という概念は橋本麦さんがオーナーシップを持って開催しているLookDev勉強会で知ることができました。感謝。
この投稿はTouchDesigner Advent Calender 2021の12/5分の投稿でした。