Kamakura
Shibuya
Yokohama
Totsuka
Kamakura2
今月はこのあと、1年間で撮影した写真を振り返る記事も用意しているので少し早めに月のまとめ。
今月買った写真集。
届いた。 pic.twitter.com/TRxsxNOmN0
— ayato (@dn0t_) 2021年12月22日
中判フィルムで撮影した写真だけで構成された薄明さんの新しい写真集『IN THE MIDDLE OF OUR WELL-KNOWN』はこんな文章から始まる。
私たちが普段目にしている風景のうちに、何かしら人の心を惹く瞬間があり、それ以外の経過が存在している。写真を撮る人間の多くはそれぞれをとらえ、またとらわれている。
そしてその経過の時間と空間において中間的に発生する線、形、光の美しさに私はとらわれている。それは瞬間が訪れる前か、過ぎ去った後である。
時間の余韻が、私たちにとって最もよく知られている言語化しがたい中間であり、また中心なのではないか。それは在るべき不在とも言える、私の主題に流れ込む水路のようなものと考えている。
何度も読み返しては自分の写真を、その写真を撮ったときの過ぎ去りし風景を回想する。