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"Club"系ミュージシャンを雑にまとめてみた。

はじめに

この記事はロックバンド Advent Calender 2016の12/20担当分の記事です。

当初は今年惜しくも解散してしまったGalileo Galileiについてまとめようかと思っていましたが、記事を書いているうちに「好きすぎて文章に落とし込めない」と気づいたので今回は内容軽めのネタ記事です。

タイトルの通り、最近“Club”って単語がバンド名に入ってるバンドをやたら目にしませんか?

あとで紹介しますが、Awesome City Clubや Helsinki Lambda Clubなんかは今年一気に知名度を上げた気がします。

今回は古くは米米クラブから最新のインディーズまで“Club”と名前に入っている以外はそんなに関連性のない、けどまあいい音楽作ってるミュージシャンをバンバン紹介していきます。

邦楽部門

Awesome City Club

ロックバンドAdventCalenderから来るような人たちには説明不要かと。
下北沢発っぽくない。「架空の町Awsome Cityに流れるサウンドトラック」というコンセプト。
まあ、いまや言わずと知れた…って感じですね。有名どころでこの曲を紹介しておきます。
いしわたり淳治プロデュースの新曲も素晴らしいのでまだ確認されてない方はぜひ。

And Summer Club

大阪の4人組、今年の夏に1stアルバム「HEAVY HAWAII PUNK」でデビューしました。
僕はneco眠るつながりで知って、もう勝手に有名なバンドなのかと勘違いしてました。
こういう見た目の冴えない(比喩表現)奴らが熱い音楽やってるのすごい好き。
今年特に関西地方のバンドは熱かった気がする。
まあ、単純に僕が関西のロックを集中的に聴いてただけかもしれないけど。

Helsinki Lambda Club

“斜に構えた中高生のため"のおしゃれレーベルUK.Projectの秘蔵っ子。
ユアンと踊れ」でファンを集めて「TVHBD」で失った印象。
でも、それじゃあまりにもったいない!
てか、ユアンと踊れが良すぎたんだね。
Veni Vidi Vicious(Czecho No Republicの前身バンド)を失ってぽっかり空いたキッズの心の隙間にぴったりだった。
公式サイトに

2016年はそこそこ注目され、業界の関係者からはヘルシンキ盛り上がってきてるねー。と言われる頻度が増えてきたこともあり、2017年はセルアウトします。厭らしく行きます。生きます。イキます。

ってあるので、今後はよりポップに売れ線でガンガン突き進んでってほしい。

MARQUEE BEACH CLUB

ネットではよく「サカナクションに似てる」って言われてて、まあ編成見てても曲聞いててもいいたいことはわかるけど、僕はサカナとはまた違ったシンプルに踊れる空気感が好き。
関係ないけど茨城県水戸市発ってのが個人的にポイント高い。水戸出身の有名人少ないからね。
兎にも角にも「Flavor」は2016年ベストバイアルバムでした。 バンド名について、最初はロックの聖地MARQUEE CLUBからとってるのかと思ったけど某インタビューによるとFUJIROCKのRED MARQUEEステージから来てるらしい。 MARQUEE BEACH CLUBから入ってFOALSとかPassion Pitとか中高校生にぜひ聴いてほしい。で、ハマってほしい。

Ancient Youth Club

シティーポップって単語は定義が曖昧であまり積極的に使いたくないんだけど、これこそまさに僕の思うシティーポップだ、って感じです。
平均年齢がわけぇ・・・。北海道と鹿児島出身のメンバーがSNSSkypeを通じて結成されたバンドらしい。FOLKSとの繋がりもあるみたい。
海外のインディロックから影響を受けたバンドがすごい速さで市民権を勝ち取っていく今日この頃。
BUMPやRADも好きだけど、BUMPやRAD聴いてバンド始めました、みたいなバンドばっかりがここ数年ちやほやされて来た印象だから、このブームは素直に嬉しい。

PELICAN FANCLUB

みんな大好き地下室TIMESの記事でもべた褒めされてましたね。
僕はまだ行ったことはないから詳細はかけないんですけど、とにかくライブがすごい(らしい)。
良くも悪くも、最近の流行りをしっかり踏襲している。
ちなみにこの曲「Dali」は画家のダリではなく、英単語の"Dead"と"Alive"からきている。
てか、彼らもUK.Projectか!

Enjoy Music Club

バンドではなく正確にはヒップホップグループですね。
名前は知らなくてもこの曲は知ってるんじゃないですか。
モヤさまのED。
1stアルバム「FOREVER」。聴いてない人はオススメです。
Taylor Swiftってタイトルの曲があったり、全編ずっとセンチメンタルジャーニーがサンプリングされている曲があったり(しかも筒美京平さんの許可を得て!)。
リズムもネタも新規性なんてないけど、ただひたすら楽しくて面白い。
まあ、それはちゃんと自分たちでやってる音楽に軸があるからだと思う。
僕はThe Mirrazが好きって前にブログ書いたけど、The Mirrazを初めて知ったときと同じフィーリングをEMCにも感じた。

というか今更だけど、僕が疎いってだけでヒップホップ界隈にはもっと「CLUB」と名のつくグループがいますよね。
新しいとこだとTOKYO HEALTH CLUBとかJABBA DA HUTT FOOTBALL CLUBなんかは所属レーベルもOMAKE CLUBだし。

Healthy Dynamite Club

WHOの推薦を受けることがバンドの目標らしいです。
の割にはメンバーの名前が破天荒です。
でも、曲は最高にグルーヴィーです。
あと、童貞リスナーにはポイントとなる、可愛いキーボードがいます。
楽曲も、楽曲以外でも、とにかく入り口の広いバンドだと思います。
久しぶりにriddim saunterを思い出しました。

moscow club

僕の中ではここ1、2年で特にググり辛いバンドです。
下手に調べても普通にモスクワのクラブの動画ばっか出てきます。
そもそも、国内外様々なSNSクラウドファンディングサービスに登場しつつもバンドの実態はあまりオープンになってません。(そういう方針らしい)
聞けばわかりますが、彼らの音楽はもう完全に洋楽です。よくいる洋楽っぽい邦楽ではないです。(ジャンル的にはネオコア?)
メンバー曰く、「ネットでたまたま知ったんだけどよくよく調べたらどうやら日本のバンドらしい」ってなりたいみたいです。
あ、ちなみにミツメのギタリスト大竹雅生がメンバーなので、その界隈では昔から有名です。
このあいだのAlpaca Sports来日公演で対バンしたらしい。超絶ハイパーグレート行きたかった。

米米CLUB

ハダカのままでLady♪踊ろよシュールダンス♪ 部屋のあかり消して♪抱きあうYou & Me♪

まとめ

さていかがだったでしょうか。

「CLUB」って入ってる以外は一切の共通項をもたせていないはずなのに色々聞いてみるとなんだかバンド全体の醸し出す雰囲気に似ているものを感じます。個人的に。

今回は邦楽だけの紹介となってしまいましたが、洋楽界隈でも"Club"系バンドは挙げればきりがないほどたくさんいますね。

以下名前だけぱっと思いつく限り。

TWO DOOR CINEMA CLUB、Tokyo Police Club、Bombay Bicycle Club、Young Stadium Club、Light Club(ここは名前変わっちゃったけど) etc…

さて、"CLUB"全盛期といっても過言ではない2010年代前半を終え、今度はいったいどんな単語の入ったバンドが流行るのか?

HOTEL?BROTHER?TEAM?SPORT?BAND?

それでは明日のカレンダー記事もご期待ください。以上。