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写真

2023-12

[current] : カレント という英単語について考えている。 名詞だと「流れ」「電流」などと訳すのが一般的で、 これが形容詞になると「現在の」「流行の」といった意味になる。 不思議だ。 写真を撮ることは「流れ」を捕まえることに他ならない。 何の?光?…

2023-10

とあるアーティストのインタビュー記事を読んでから「風景」と「光景」という言葉が頭の中を反復している。 辞書的な意味というより、文字が持つニュアンスからこの2つの熟語はとても興味深い。 風の景(かげ)と光の景(かげ)。 私は常にそのどちらか、あ…

2023-09

某日、銀座。3ヶ月ぶりの散髪。 いつもカットをお願いしている美容師さんが8月で退職されていた。 新しい担当のお兄さんは某アイドルよろしく派手なピンク色の髪をしている。 洗髪が大変そう。 自分の髪型にこだわりはないのでお任せ。いい感じ。 お見送り…

2023-08

ストリートスナップは表現以前のかけら。未完成の詩。 要素をつなぎ合わせて、初めて立ち上がる何かをここに残す。 今月の写真を見るとたしかに疲労感が漂う。(とても個人的な感覚。) 写るものから迷いが見える。 まるで一種の逃走劇かなにか。 でも、走る…

2023-07

久しぶりに古賀及子さんのブログを読んでいて、自分は文章は書けないけどその代用品として日々写真を撮っているのかもしれない、とふと思った。 なので、休日にレンタカーで、有名なフォトスポットに出向いて、みんなが撮る絶景ポイントに三脚を立て、連れて…

2023-06

processing.jp Processing/p5jsの日本コミュニティによるイベントPCD2023が、6/27から7/4まで渋谷ヒカリエで開催されました。 私がこのイベントで展示した作品は、"Impure"という名前のシリーズ作で、休日に私が街で撮影したストリート写真12枚をプログラ…

2023-05

ここしばらく「だいかいじゅうのあとしまつ」みたいな仕事をしていた。 (ごめんなさい、映画は見てない。) 大きな仕事の、みんなであーだこーだ言いながら作り上げていく、苦しくも楽しいクリエイティブな作業フェーズが終わってから、のお仕事。 今度は、…

2023-04

4月の中旬にコロナに感染してしまい、1週間ほど寝込んでいた。 (半月たった今も、咳が止まらない。) だから、今日ここに載せた写真はほとんどGWに撮ったもの。 久しぶりにカメラを持って街に出た。 なにかやるにも気分が乗らない日はある。 まずは、心よ…

2023-03

忙しい。月一のこの記事さえ更新が間に合っていない。 今年の自分の裏テーマは「選択と集中」だった。 まだ4月だけど、すでに3、4つと新しいツールやテクノロジーに足を突っ込んでいて、結局どれも中途半端になっている。 器用貧乏まっしぐら。でも、まあ…

2023-02

妻が人生で1度も東京タワーに登ったことがないというので、一緒に登ってきた。 僕も、高校生ぶりに東京タワーに登った。 特別展望台(今はトップデッキと呼ばれている)にははじめて登った。 一人2,800円もしたが、まあこれも経験。 一番上まで行くエレベー…

2023-01

大晦日。今年最後の大きな仕事を終え、帰宅。 新年の挨拶がわりのLINEをベッドに潜り込みながら、各所一通り済ませる。 妻は年末年始、のんびりと実家に帰省。 去年の誕生日に彼女に買ってもらったポケモンも、ラストのジム戦で軽く手詰まり状態。 時間を持…

11月、12月。

お久しぶりです。 2ヶ月分まとめて。 多忙だった2022年がついに終わろうとしている。 今年は去年に比べていっぱい本も読めたし(本も出したし)、写真も撮ったし、飯も食ったし(作ったし)、人生すごろくのラッキーなコマみたいな1年だった。 悔しいことや…

10月。

今月は、フィルムもデジタルも。 まずは、初めてのSUPERIA PREMIUM400で撮影した写真から。 安定の縦構図。大好きな2枚。 近所をお散歩。ひたすら公衆トイレを探しながら撮った思い出。 緊張と緩和。ストイックな被写体選び。 これまた近所。横浜は、嫌にな…

9月。

XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを買った。 借物をのぞけば初めてのズームレンズだ。 カメラを始めるといろいろな場所で「初心者はズームレンズではなく単焦点レンズで感性を磨け」的なアドバイスを目にする。 実際、カメラを初めてここまでほとんど単焦点のみで過…

8月。

某日、多摩川河川敷を散策。 週末の天気予報が珍しく太陽燦々という感じだったので出かけてみたら、既に行きの電車からの風景でどん曇りであった。 日本橋周辺を歩く予定だったが、しかたがないのでいつもの川崎駅で途中下車して多摩川沿いをてくてくと歩い…

"SIGMAの10年展"へ

土曜日。 台風が関東にじりじりと迫る。 そんな日にわざわざ電車に乗って東京は銀座に向かう。 お目当てはカメラメーカーSigmaの展示、正しくは「SIGMAの10年 — プロダクトデザイナー岩崎一郎」展。 私はSigmaのカメラは所有していない。 しかし、今年の春、…

7月。

気がつけば蕎麦ばかり注文している今年の夏。 先週末は高校時代の同級生同士の結婚式で群馬に帰省していた。 世間的にはおそらく神奈川に比べて群馬のほうが夏は暑いイメージだが、個人的には湿度がまるで違うので暑さの感じ方もだいぶ違う。 個人的には群馬…

6月。

地元、群馬の伊勢崎市で気温40度超えを記録したその日、俺はいつものようにカメラを片手に散歩をしていた。 降りたのは新川崎駅。この日は南武線沿いをジグザグ渡り歩きながら川崎駅を目指すことにした。 すっかり日に焼けた暖簾が目印の町中華で担々麺と…

"写真と絵画「柴田敏雄と鈴木理策」"へ

連日、目を疑うような数字が並ぶ天気予報を眺めながら「今週末はどこか涼しいところで過ごそう」と心に決めていた。 その矢先、TLで好きな写真家「鈴木理策」さんの名前を見かけた。 何やら東京のアーティゾン美術館というところで展覧会をやっているらしい…

5月。

五月は何とか見繕った土曜日の半日を使って、写真と撮りに出かけた。 この日、初めてブルーラインの弘明寺駅を降りた。 実は今の家とギリギリまで候補検討した物件が最寄り弘明寺駅のアパートだった。 もしかしたら住んでいたかもしれない土地というロマン。…

4月。

私のフィルム写真の現像はすべてカメラはスズキ(通称カメスズ)さんにお願いしている。 現像の雰囲気を店独自の番号でオーダーできるのが気に入っている。 私は1年近く変わらずいつもテイスト33番で注文している。 (そして、お店の方々にも33番の人と…

3月。

一つのことにのめり込んだらそれまで他に注いでいた情熱まで吸い取られるように持っていかれる。 つくづく自分の性格だなと思う。 最近は以前と違い、暇な休日はカメラではなく数学の本とノートを持ってカフェに行く。 ほとんど一日数式と向き合って(ときど…

"本城直季 (un)real utopia"へ

土曜日、特に予定もなく予報では天気も悪そうだったので、東京都写真美術館に行くことにした。 行くことにした、なんて書いたが初めて行った。行こう、行こうと思いつつ、なかなか行けるタイミングと見たい展示とが重ならなかった。 今回は以前から好きで追…

"ETERNAL Art Space"へ

日曜日の朝から観てきました。MUTEK Japanが手掛ける新企画"ETERNAL Art Space"。 会場はりんかい線国際展示場駅から徒歩1分、パナソニックセンター東京。 今回は50分の公演時間で8つのデジタルアート映像作品を連続して体験できます。 お客さんは50人くら…

2月。

2月は精神的にも肉体的にも活動的な月だった。 大阪と京都にそれぞれ出張があったことが大きい。 忙しさの振り幅が大きいと休日の惰眠の貪り方も極端になる。 それは同居人も同じなようで、最近はほとんど自炊をしていない。 11時くらいに起きて出前をとって…

1月。

1月初旬、渋谷に雪が降った。 仕事で通うようになってまだ1年もしていない渋谷だが、目的のない熱気と冷たい気配が寄せ集まった普段の渋谷の景色がとても新鮮に見えた。かじかむ手でシャッターを切った。 週末、いつものように保土ヶ谷から横浜への散歩。 一…

"ニッポン国おかんアート村"へ

土曜日、期待して出向いた昭和百年展がいまいちだった(展示作品はどれも素晴らしかったが別にSNSなどで見るので十分じゃないかな?と言う意味で)ので近くにあった東京都渋谷公園通りギャラリーへ。 前日、偶然知った「おかんアート」の展覧会が目当てだ。 …

"コレクション 1 : 1968年展"へ

土曜日、仕事で大阪へ来た。 来月あるイベントの会場下見として心斎橋パルコへ。 うんうん頷いている間に打ち合わせは無事(?)に終わり、一人で大阪の街を散策。 土地勘ゼロの状態でカメラを片手に2時間ほどぶらつく。 しばらくして疲れて入った喫茶店が昭…

"Viva Video! 久保田成子展"へ

これだけ暗い写真が並ぶと、実際に足を運んだ人でない限り何が何だかわからないだろう。 実際の展示スペースも照明と呼べるものは最小限だった。 その分、久保田氏の作品が目に生き生きとして映り込み、記憶に焼きつく。 ビデオアートの血生臭さとでも呼べば…

“ユージーン・スタジオ 新しい海”へ

正月休み最終日は2021年に残していた課題を消化すべく、東京都現代美術館へ。 事前知識はほとんどない状態で足を運んだのだが、素晴らしかった。 そうそう、写真はないけれど東京都現代美術館内の美術図書室に初めて入った。 これまで当館で開催された展示会…