XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを買った。
借物をのぞけば初めてのズームレンズだ。
カメラを始めるといろいろな場所で「初心者はズームレンズではなく単焦点レンズで感性を磨け」的なアドバイスを目にする。
実際、カメラを初めてここまでほとんど単焦点のみで過ごしてきた自分からするとここ一ヶ月の活動は全くもって別次元の体験だった。
5・7・5の世界で詩詠してた人が急にJ-POPの作詞を任せられたような、うーん。微妙なたとえ。
でもそんな感じ。自由度が増えることは必ずしも作品が豊かになるわけではない。
それは撮る方も見る方も。
なので、今月の写真は個人的にもピンとくるものが少ない。
数をこなすうちに慣れていくのか、単焦点に回帰するのか。
まあ、適材適所。使い分けるのが正解なんだろうけど。
ストリートスナップをするときはなるべく身軽でいたいからなあ。
大学時代の先輩の結婚式のため、1ヶ月ぶりの仙台。
10年前、はじめて一人暮らしした、大学まで徒歩5分、家賃3万アパートを見に行った。
近所の売店、文学部の友だちの住んでたアパート、24時間電気がついてる古民家、冷凍餃子の配達専門店、あとは石を投げれば当たるほどいる野良猫。彼らも同じように10年歳をとっていた。全部が過去だった。
肝心のアパートは改修工事していて部外者は入れなかった。