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あずかり知らぬ何ものか

ポストに漫画が刺さっていた。 そういえば随分前に注文した漫画だ。 それと積ん読したままだった漫画を1冊持って近所の喫茶店に向かった。 ポイントカードが導入されていたが店員に勧められなかったので作らなかった。 この手のカードは一度機会を逃すとどんどん損をした気持ちになって二度と作れなくなるというかまいたちのコントを思い出した。

ミッドナイトブルー (フィールコミックス)

ミッドナイトブルー (フィールコミックス)

須藤祐実さんの漫画は他に知らないのだけれど表紙の絵の女の子が気に入って買った。 どんぴしゃの内容だった。短編集だけどそのどれもが切なくて、真っ直ぐな話だった。 「ある夫婦の記録」という編が気に入っている。奇しくも主人公夫婦の名字が”大河原”だった。 最後の表題作でもある「ミッドナイトブルー」も良かった。 話はぜんぜん違うがなぜか青山剛昌の短編集にあった「ちょっとまってて」を思い出した。 あれも非常にいい短編集だったな、中古でもいいのでまた読みたい。

水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス)

水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス)

「水は海に向かって流れる」は2019年、買ってよかった漫画3本の指に入る。間違いなく。 その2巻だ。発売をずっと待っていた。派手な演出もなければ感動する、というのとも違う。 全員がいい人で、ひとつのできごとをきっかけにちょっとずつみんな気まずい。 でも、少しずつ前にむこうとしている。柔らかいタッチとときどきハットさせられるようなセリフ。 それが好き。