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Twitter:@dn0t_ GitHub:@ogrew

builderscon 2019の参加メモ。

はじめに

builderscon.io 2年ぶりに参加してきました。

前夜祭

仕事終わりで肩の力を抜いていい意味でゆるーく参加させてもらったので感想は省略。 (特にオフトゥンフライングシステムの話が印象的でした。)

1日目

11:00 - 対戦ゲームに学ぶ、フレームワークの設計技法とAIのアルゴリズム入門 - @qsona

発表資料

note.mu

メモ

将棋や人狼を例にゲームをモデルに落とし込む、そこからいくつか代表的なゲームAIの概要についての説明というのがわかりやすかったです。フレームワークの対象は狭すぎず、広すぎず。ぷよぷよは神。評価関数とはつまり大局観(?)

関連リンク

最後の審判 (詰将棋) - Wikipedia

boardgame.io - Open-Source Game Engine for Turn-Based Games

13:20 - コンパイラをつくってみよう - @DQNEO

発表資料

speakerdeck.com

メモ

ライブコーディングして加算減算だけの単純なコンパイラをGoで実装。見事成功したらみんなで拍手、は楽しかったです。
コンパイラをつくるモチベーションは?」→「これが終わるまで他のことは何もやらないぞ、という強い意志。(だから今はホッとしている。)」
せっかくだしHowToWriteACompilerを自分で追ってみようと思いました。(や、やるぞ...!)

関連リンク

[builderscon 2019 レポート] コンパイラを作ってみよう #builderscon | DevelopersIO

コンパイラ作りの魅力を語る / Making compilers is fun - Speaker Deck

GitHub - DQNEO/HowToWriteACompiler: How to write a compiler from scratch in 30 minutes

GitHub - DQNEO/minigo: A small Go compiler written from scratch. It can compile itself. The goal is to be the most easy-to-understand Go compiler.

GitHub - rui314/chibicc: chibicc

ランチセッション - 「キーボードは好きですか?」 - @foostan

発表資料

speakerdeck.com

メモ

行ってないけど資料は楽しく読ませてもらいました。ちなみに僕は自作キーボードブームがまだそこまででないころにWASD keyboardsで買ったオーダーメイドデザインのメカニカルキーボードを購入して使っています。(どうしてカッコつけて無刻印にしたんだ、自分...。)

15:40 - 現代フロントエンドに欠かせないwebpackとBabelを理解しよう! - @sakito

発表資料

speakerdeck.com

メモ

せっかくのビルコンだし業務では使わない技術の話を聞きに行こうと思って参加。前半Babel,Webpackの歴史的経緯などを説明。BabelはJavaScriptコンパイラ、Webpackはモジュールバンドラー(Pluginの集合体)。後半はそれらの内部処理を(なるべく脇道にそれない形で)実際のコードを参照しつつ追う発表。非常に愛を感じました。

16:50 - ウォレットアプリ「Kyash」の先 〜「Kyash Direct」のアーキテクチャ〜 - @k315k1010

発表資料

speakerdeck.com

メモ

Kyash Directスクラッチ開発の経緯。 マイクロサービスのメリットを最大限享受しつつ、デメリットは最大限排除したい。ベンチャーのインフラ設計。
イベントソーシング・各サービスごとにDBを持って並列稼働させる。Datadog で分散トレーシング。
ローカルの開発環境用にAWSのリソースを確保している。

(別件とブッキングしてしまい懇親会は不参加。)

2日目

13:00 - スーパーカミオカンデの開発と運用 - @yhayato

発表資料

http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/~hayato_s/20190831_Super-Kamiokande.pdf

メモ

普段の仕事と違うスケールで展開される話にwktkした人が多かったようですが、自分は大学時代の専門に近い世界の話だったのでなんだが懐かしかったです。チェレンコフ光光電子増倍管って機械で作ってるわけではないと知って人間の脅威を感じるなど(?)また、ちょいちょいOriginで作ったらしいグラフが資料に出てきてじ、蕁麻疹が...。笑

関連リンク

HiggsTan

youtu.be

15:20 - もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら - @Tsubomitch

発表資料

(大人の事情でアップロードはされないらしい。)

メモ

Red Team、サイバー攻撃シミュレーションサービス。いわゆるソフトウェアのセキュリティチェックにとどまらない、攻撃者としての視点で具体的なケースを想定してストーリー展開。Mimikatz。二要素認証大事。「攻撃の成功率は?」「成功率はこの仕事において最重要ではない。が、仕事でしたハッキングはほとんど成功してきた。」
『「ここまでやるやついないだろう」と誰かが言うたびにここまでやるやつが必ず現れる。』

関連リンク

Hardening Project 2019 | Web Application Security Forum - WASForum

MITRE ATT&CK™

(別件とブッキングしてしまいLT & Closingは不参加。)

終わりに

Twitterを見ていて他にも見ようか直前まで迷ったトークの話もたくさん見えて、ぜひ動画が公開された暁には見てみたいなと思いました。特に「20年後のソフトウェアテストの話をしよう」「ソースコードを堪能せよ」「RDBのトラブルの現場を追え!」など。今回は積極的に自分がこれまでみてこなかった世界、知らない分野の話を聞くようにして回りましたが、非常に刺激を受けられました。他のカンファレンスとはやはり違うな、と感じました。また、もしなにかでチャンスがあれば自分も話してみたいなと思っった次第です。明日からも頑張るぞー。

「ミズイロのひかり」と「あそびのじかん」に行ってきた。

じっとりと溶けてしまいそうなほど暑い土曜日。

僕たちは稲荷町駅に集合して、セミの大合唱を聞きながら歩き始めた。

お互いお昼がまだだったので、駅から少し歩いたところの裏路地にあるヘルシーそうなお店でご飯を軽く済ませて最初の目的地へ向かった。

まずは彼女が行きたいと言っていた「ラムネチョコ」というペンネームでおなじみの水元さきのさんとアクセサリーブランド「ミズイロトシロ」のコラボ企画展へ。

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「こんにちは、暑い中ありがとうございます〜。」

水元さきのさんからかわいいイラストの描かれたうちわをもらった。どうやら数量限定で来場者の方に配っていたらしい。

六畳ほどのアトリエの壁にイラストや商品がゆったりと展示されていた。

商品を見つつ、学生同士だったりおじさんおばさんだったり、色んな人が頻繁にここを出入りしていくのをぼんやりと観察していた。

(せっかくカメラを持ってきたんだからと取り出したはいいものの、なんだかプロに囲まれた空間では気恥ずかしくてあまり撮れなかった。)

彼女は、行く前から買う予定だったミズイロトシロの風鈴に水本さきのさんのイラストが短冊に添えられたものを購入。 ガラス部分が水色と青色の風鈴どちらにしようか二人で迷っていると「こっちは水っぽくて、こっちは空っぽくて、どっちもいいですね」なんて声をかけてくれた水元さん。

結局迷った挙げ句、彼女は水色の風鈴を購入した。

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続いての目的地は東京都現代美術館

4つある浅草駅で見事に迷子になり、観光客でごった返す仲見世商店街をなんとか抜け出す。

清澄白河駅からまたとぼとぼと目的地を目指す。

「もうすぐ着くから」

「ほんと?あと10分かかるとかだったらやだよ」

そんな話をしているうちになんとか到着。

お互いの服にのこった汗でできた模様に驚いた。

さて、はじめての東京都現代美術館

目的は「ひろがる地図」という展覧会だったが同じ時期に開催している「あそびのじかん」も面白そうだったのでチケットを二枚購入してさっそく中へ。

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子供向けかな?と思っていたのに、オリジナルのお面、TOLTA、最後のアンケート用紙、どれも大喜利要素が多くて、なんとなくで入ったけどとても楽しめた。

そして今度は「ひろがる地図」展のほうへ。

(こっちは普通に見たかったものばかりだったので写真は殆ど撮ってません。)

一番見たかった今和泉隆行さんの架空の都市「中村市」の地図が見れて本当に良かった。

空想の街なのにコンビニ袋やゴミ袋の実物もあって最高。今和泉隆行さんみたいになりたい。

架空の街の賃貸物件を見ながら「自分だったらどこに住みたい?」という話を来る人来る人みんながしているのを見ていて「自分の妄想の世界に人々を引き込めるって、こんな尊いことがあるかよ」って思った。

マリー・コリー・マーチ氏の展示も凄まじかった。

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ただ、てっきりこの参加型インスタレーションに参加できるのかと思っていたら、それはすでに期間が終了。

じっくりとみんなの選択肢を見ながらあーでもないこーでもないと二人で話した。

通常展示もユニークなものが多くて楽しかった。

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帰りに、まだ時間があったので清澄白河にあるカフェに入った。

最近のお互いのこと、これからのお互いのことを少しだけ話した。

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あそこで食べたチーズケーキの味は忘れないだろうなぁ。夏。