体の調子が良いとき、心の調子がよくない。
心の調子が良いとき、体の調子が良くない。
人生がどんどんうまくなっていく。
そのことの危機感や焦りに似た感情を最近よく催す。
日々の生活の中で「生まれて初めて!」という驚きが減って
居酒屋で串焼き食べながら
「結局こういうのでいいんだよ」
みたいなセリフが口から出たときの、
鏡に映る、自分の窄んだ背中。
横隔膜の奥で、存在しないはずの臓器がきりきりする。
人生が良い方向に収束を始めている。
その流れを止めるのに今、必死なのだ。
ぼくたちは最後まで、あの夕日を見つめていよう。